みなさま、こんにちは。長野県塩尻市、松本市で児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問を運営している多機能型通所支援事業所リーノです。発達に特性をお持ちのお子様の家族に少しでも有益な情報をお届けするため、コラムを定期的に配信します。今回は、運動発達・身体機能発達をテーマにしたコラムをお届けします。
子どもは、少し不安定な場所や細い場所を「落ちないように渡る」遊びが大好きです。床に置いた平均台や踏み台、安定した低い台を順番に渡っていく遊びでは、楽しみながら全身をたくさん使っています。
「わたる」時、お子さまは足元を見ながら「次はどこに足を置こう?」と考えます。そして、身体が右に傾けば左側で支え、前に倒れそうになれば姿勢を戻します。こうした小さな調整を繰り返すことで、身体の傾きを感じ取り、バランスを取り直す経験が増えていきます。
また、足元だけを見ればよいわけではありません。次に進む場所を目で確認し、その情報に合わせて足を伸ばし、身体の重心を移動させます。この「見る→考える→身体を動かす」という経験は、目と身体を協調させて動く力にもつながります。
さらに、渡る場所の幅や高さが少しずつ変わると、「このくらいなら足が届く」「ここはゆっくり進もう」と、自分の身体の大きさや動かし方を感じる経験にもなります。これは、ボディーイメージを育てることにもつながる大切な要素です。
文部科学省の「幼児期運動指針」でも、幼児期には特定の動きだけを練習するのではなく、遊びの中で多様な身体の動きを経験することが大切とされています。バランスを取りながら移動する遊びも、その一つです。
リーノでは、「絶対に落ちないこと」を目的にするのではなく、少し不安定な環境の中で、自分の身体を感じながら「どうしたら渡れるかな?」と考えて動く経験を大切にしています。
ちょっとドキドキしながら挑戦し、「渡れた!」と感じる経験は、バランス力だけでなく、身体を動かす自信や「もう一回やってみたい」という意欲にもつながっていきます。
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