みなさま、こんにちは。多機能型通所支援事業所リーノです。
「できない」「やらない」。まだ始めてもいないのに諦めてしまうわが子を見ると、「一度やってみればいいのに」ともどかしくなることはありませんか。
始める前の「できない」には、何から手をつければいいのか分からない、全部をやらなければと感じて大きく見えている、ということもあります。今回は、課題の「入口」の分け方と、大人の手助けの量についてお伝えします。
課題を「最初の一つ」に分ける
ここからは説明のための仮の場面です。パズルを前に「できない」と言う子がいたとします。
ピースが30個あると、大人には一つの課題でも、子どもには30回の挑戦に見えるかもしれません。そこで、課題を細かく分けて、最初の一つだけを取り出します。
・ピースを一つ選ぶ
・置く場所を見つける
・向きを合わせてはめる
このうち、その子が取り組めそうなところから始めます。ピースを3つだけ手元に出す、角のピースから始めるなど、課題の量や選ぶ数を減らすことも入口づくりの一つです。
手助けは「全部」か「なし」かではない
手助けの量にも段階があります。
・指さしで場所を示す
・大人が一度やって見せる
・向きを合わせるところだけ一緒に持つ
大人がすべて進めると、本人の出番がなくなります。反対に、手助けを控えすぎると、最初の一歩が大きくなってしまいます。リーノでは、本人が選ぶ・動かす部分を残しながら、必要なところだけを手伝います。そして、手伝ったあとの反応を見て、次は少し減らすのか、そのままにするのかを決めます。リーノの療育においては、お子さんにとって支援、手助けが多くなりすぎないこと、「必要最低限の支援」をとても大切にしています。
一度にいくつも変えないことも大切です。何が助けになったのかが分かれば、別の活動にも生かせます。
今日の完成だけを目標にしない
取り組めないときは、入口がまだ大きすぎないか、疲れていないかを見直します。休むことや、別の日に改めることも選択肢です。うまくいったときは、「自分で角のピースを選んだね」と、本人がしたことを具体的に伝えます。
ご家庭では、お手伝いや身支度などで「どこを一緒にやると、その先を自分で続けられたか」に目を向けてみてください。それが、その子に合う入口の手がかりになります。
「できない」が続いて迷うときは、リーノにご相談ください。日々の様子をうかがいながら、その子に合う始め方を一緒に考えます。
多機能型通所支援事業所リーノ
作業療法士 梅内 峰宏
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