療育コラム 「気持ちの切り替えが苦手なお子さまへの関わり方」

みなさま、こんにちは。長野県塩尻市、松本市で児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問を運営している多機能型通所支援事業所リーノです。発達に特性をお持ちのお子様の家族に少しでも有益な情報をお届けするため、コラムを定期的に配信します。

「遊びをやめられない」「負けると怒ってしまう」「予定の変更で大泣きする」など、気持ちの切り替えに苦手さを感じるお子さまは少なくありません。保護者の方の中には、「わがままなのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、実は発達特性が関係していることもあります。

厚生労働省では、発達に特性のあるお子さまへの支援において、環境調整や適切な関わりを通じて社会生活への適応を支援することの重要性を示しています。

気持ちの切り替えが苦手なお子さまは、「今やっていることを終わらせること」や「思い通りにならないことを受け入れること」に大きな負担を感じている場合があります。また、自分の気持ちを言葉で表現することが難しいため、泣く、怒る、物を投げるといった行動として表れることもあります。

ここで大切なのは、その行動だけを見るのではなく、「なぜその行動が起きているのか」を考えることです。

私たちは支援の中で、「対人関係における誤学習行動」という考え方を大切にしています。例えば、お子さまが大泣きした時に毎回要求が通る経験を繰り返すと、「泣けば思い通りになる」という学習が成立することがあります。反対に、落ち着いて気持ちを伝えられた時に認められる経験を積むことで、適切な表現方法を学んでいきます。

つまり、切り替えの苦手さそのものだけではなく、周囲の大人との関わり方によって行動が強くなったり、少なくなったりすることがあるのです。

ご家庭では、「あと5分で終わりだよ」と事前に伝える、「終わったら次に楽しいことがある」と見通しを持たせる、「落ち着いて伝えられたことを褒める」といった関わりが効果的です。

児童発達支援では、遊びや活動を通して順番を待つ経験や、思い通りにならない場面で折り合いをつける経験を積み重ねていきます。こうした経験を繰り返すことで、少しずつ気持ちを整理し、自分で切り替える力が育っていきます。

リーノでは、お子さま一人ひとりの特性に合わせながら、気持ちの切り替えや感情のコントロールを身につける支援を行っています。「癇癪が多い」「切り替えが苦手で困っている」と感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。お子さまとご家族に寄り添いながら、成長をサポートいたします。

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