療育コラム発達編 遊びながら身体が育つ!「のぼる・ぶらさがる・わたる・くぐる」の大切さ

みなさま、こんにちは。長野県塩尻市、松本市で児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問を運営している多機能型通所支援事業所リーノです。発達に特性をお持ちのお子様の家族に少しでも有益な情報をお届けするため、コラムを定期的に配信します。今回は、運動発達・身体機能発達をテーマにしたコラムをお届けします。

子どもにとって、身体を動かすことは単なる運動ではありません。遊びの中で周囲を見て、自分の身体の位置を感じ、どのくらい力を入れるかを調整しながら、さまざまな動きを身につけていきます。

文部科学省の「幼児期運動指針」でも、幼児期は身体の基本的な動きを身につけやすい時期であり、特定の運動だけを繰り返すのではなく、遊びを通して多様な動きを経験することが大切だと示されています。

その中でも、「のぼる・ぶらさがる・わたる・くぐる」は、子どもが楽しみながら全身を使える動きです。スポーツ庁の資料でも、登る・渡る・ぶら下がる・くぐるなどは、幼児期に経験したい基本的な動きとして取り上げられています。

「のぼる」動きでは、次に手や足を置く場所を見つけ、左右の手足を組み合わせて身体を動かします。「ぶらさがる」動きでは、手でしっかり握り、腕や肩で自分の身体を支えます。

「わたる」動きでは、足元を見ながらバランスを取り、身体の傾きや歩幅を調整します。「くぐる」動きでは、頭を下げたり身体を小さくしたりして、周囲の空間に合わせて姿勢を変えます。

大切なのは、決められた形を上手に行うことではありません。「どう動けば進めるかな」と子ども自身が考え、試しながら成功する体験に意味があります。うまくいかないときも、大人がすぐに答えを教えず、安全を確保しながら見守ることで、自分で工夫する力につながります。

リーノでは、子どもが「やってみたい」と思える環境をつくり、一人ひとりの発達段階に合わせて、多様な身体の使い方を経験できるよう支援しています。「できた!」という喜びの積み重ねが、身体を動かす自信と次の挑戦につながっていきます。

多機能型通所支援事業所リーノ

作業療法士(管理者) 梅内 峰宏

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